蔓草の呟き 雲の上を遠くのぞみ のぼる砂石の塔 すえたイメージは天佑を得るか? 得意げにまぶす調味料は 視界をだんだん狭めてく 薄皮好む人達 とどまることの是非は 先の地の不確かさ 見る人々は刹那のものか すぐ側見ぬ振りの空虚 甘い贅語で隠す すえたイメージは天佑を得たか? 吊橋の自覚なくはしゃぐ 慰みは視力奪ってく 皮相の見の人達 わきまえぬ放逸は 先の地の不確かさ 行く人々は幻なのか 蔓草であるがゆえの安全な椅子 秘めた泥はまざまざ増え続け 這い出し求めるも目先に甘い汁 所詮同じ穴の狢 隣人羨む浅薄 立場も違いなれば 先の地の不確かさ 沸く人々は刹那のものか もうすぐ崩れる?